写真の構図法を覚える必要なし!初心者はこれだけ知っておけばOK!

写す・学ぶ

写真をこれから始める人にとって「構図」は、写真の上手く撮れる重大のポイントになります。

でも、初心者にとってアングルや構図をとっさに決めるのは、至難の業です。

それに、基本構図もいろいろあり、覚えるのもひと苦労ですよね。

この記事では、初心者で「構図法を覚えるのは難しい」「構図をどう決めればいいか、わからない」という方に簡単構図の決め方について、参考になれば幸いです。

そもそも構図って何?

上手く撮りたいと思って雑誌やネットなどを見ると撮影の方法などで、「写真の基本構図」という言葉ができますよね。

構図とは「絵画や写真などで、各部分を適当に配置して画面構成をすること」です。

そして、写真で大事なのは、構図とアングルと光(明暗)です。

これを上手く取り入れることによって、「写真のデキの良し悪しが決まる!」といっても過言ではありません。

しかし、その中の構図というのは、曲者でいろいろな写真の構図法があるので、とても初心者では、覚え切れませんし、いざ撮影をしようとしても、無理難題です。

これが出来ていないと、自分がいいと思って、他人に見せても単純の写真で「面白みがない」「感動が無い」写真に見えてしまいがちです。

基本構図を覚えることによって、その人が見てもいい写真を目指してみたいものですね。

だから、少しでも上手く撮りたいと思うはずです。

そこで基本構図について話します。

初心者は主に3つの構図を覚える

主に3つですよ。

①三分割構図
構図の基本といわれるのが、この三分割構図です。

画面を縦と横に3等分にして全部で9分割します。
この分割した線の交点に被写体や背景の線を合わせると見た目、安定した写真になるといわれています。

②対角線構図
対角線構図は、画面を斜めに対角線上に並ぶように被写体をとる方法です。

対角線上に被写体を置くことで、画面に奥行きが出て、印象が強く表現されます。

③日の丸構図
被写体を画面の中央(中心)に配置する構図です。

被写体を中央に置く撮影方法なので、写真を始めた人にとって一番簡単で撮りやすい方法でもありますが、被写体によっては単純な写真になってしまうので、気をつけるようにして下さいね。

カメラの構図方法はたくさんあるので、最初は、この3つを知っておけばいいと思います。
そして、慣れてきたら、たくさんの構図方法を覚えるようにした方が頭の中が混乱しないと思います。

それでも被写体を前にカメラを構えても、「どういう構図にしたらいいのか?」解らなく悩んでしましますよね。

そういう人には、次の方法をしてしみたらいかがでしょうか?

構図の作り方のパターンを作る7手順

本当は、構図を覚えるほうがいいのですが、初心者だとそこまで覚えられませんよね。

私の場合は構図を覚えるのが面倒なので、この方法で構図を決めています。
(※いずれは構図を覚えなければいけませんが・・・(笑))

どういう方法だというと、下記の7つの対称となる項目を順番にシンプルに決めていくひとつひとつ決めていくスタイルです。

そして、基本となる構図は「日の丸構図」です。

これに以下の方法で決めて構図を作り上げていきます。

構図の作り方 7手順パターン

①縦横
②大小
③上下
④左右
⑤遠近
⑥明暗
⑦動静

の順で決めていくと解りやすいと思いますね。

内容的にはこんな感じで!

基準となるのがこの『日の丸構図』です。

※写真を縦にすると画像が大きくなってしまい、見ずらいかもしれませんがこういうイメージで参照して下さい



①縦横を決める
カメラを縦位置・横位置に撮るか

縦になると奥行きがでますね。



②大小を決める
被写体を大きく撮る・小さく撮る

被写体がはっきりと見えてわかりやすいですね。



③上下を決める


上にするとこんな感じ!



下にすると?

フレーム内の被写体の上下の位置を決める。

出来れば、フレーム内の被写体の上下は均等に開けるのではなく、上を下より大きく開ける
(逆に下が間隔を少し狭くする)方が安定します。


④左右を決まる


被写体を右寄りにすると



左よりにすると

この被写体では、中央に被写体があると単純な写真になり得ないので左右に被写体を振ってみましょう。
そうすると、被写体の周りにある脇役たちが見えるようになり、主役の被写体も活きます。

補足 
③④の順番は逆になっても可



⑤遠近感を出す
被写体によっては遠近感を出すと被写体がさらに際立ちます。

⑥明暗を出す
光の強弱や角度によって被写体を際立てることができます。

⑦動静感を出す
被写体を動いているように見える感じを出させます。

尚、⑤⑥⑦は被写体によって変わりますので最初は①~④を行うと構図が上手く構成できるのではないかと思います。

私も、構図を考えるときには今でもこんな感じでやっています。
もちろん、時間が許す限りですが・・・

そして、構図を考えながらこんな感じでいろいろ撮って見ましたよ。



サンプル1

縦位置にして、ふくろうを大きく、上位置に左右は動かさず中央に!




サンプル2

横位置で、ふくろうを大きく、下位置に動かし、右寄りに・・・




サンプル3

縦位置で、ふくろうを大きく、下位置に持っていき、左右は動かさず中央で!




サンプル4

今度は縦位置にして、ふくろうを大きく、上位置に持っていき、左右は動かさず中央で!




サンプル5

縦位置でふくろうを大きくし、下位置に動かし右寄りに・・・


っていろいろ撮ってみました。
強調される部分が変わり、被写体であるふくろうも感じ方が変わりますよね。

まとめ

構図の決め方で、写真も活きてきます。

初心者の方は、構図を決めるときに躊躇しますが、何回も練習するようになると自然に構図が設定できるようになりますので、焦らずにやるといいと思いますね。

「数打てば当たる」の精神でたくさん撮ってから後から撮った写真を吟味するのもひとつの手ですよ。

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