【初心者返上】カメラの基本設定を覚えて一歩上の撮影を!(前編)

写す・学ぶ

「一眼レフを買ったけど、いまいち使い方がわからない」「どんなときに設定したらいいの」って、買ったばかりのビキナーは思います。

確かに設定しないで、オートで撮ると簡単ですね。

オートモードだけで撮っていると、「思った以上にきれいな写真ができない」「イメージした写真とは違う」と感じることが今までにあったと思います。

そんな時って、「もうちょっといい写真ができたんじゃない?」って感じてはないですか?

この記事では、さらに一歩上写真ができるために、カメラの基本設定や撮影モードについて説明します。

カメラの基本設定を理解しよう

一眼レフやミラーレスでの写真撮影を向上させるのには、カメラの基本設定を覚えることが必要になっていきます。

これを知っているか知らないかでは、大きな差が写真にでます。

カメラの基本設定で決まる写真の質(F値・シャッタースピード、ISO感度)

専門用語で分かりにくいと思いますが、F値・シャッタースピード、ISOの設定で「写真の質が決まる」といってもいいぐらい重要な基本設定です。

この3つの基本設定項目について話します。

3つを調整することで露出を決める!

F値(絞り値)、シャッタースピード、ISO感度の3つを調整することでカメラの露出を決めます。
※露出とは、カメラが写真を撮るときに取り込む光の量のことで、これを調整することで写真が表情も変わります。

そして、3つを調整することで、写真の明るさが決まります。

デジタルカメラの場合は、基本的にカメラが最適な露出を決めてくれるので、標準の写真が撮れます。
※これを適正露出といいます。

しかし、カメラが決める適正露出では、人の目でみる被写体とカメラで見る被写体は、必ずしも、一致した写真が撮れるわけではないのです。

そのため、人の目に近い写真を撮るために、カメラの基本設定の調整をしなければならないのです。

順を追って簡単に説明します。

F値(絞り値)

F値や絞り値といわれるのは、レンズが光を通すの大きさを表現するための値です。

このF値が低ければ低いほど絞りが大きくなり、逆に高ければ高いほど絞りのは小さくなります。

F値は数字で表現されます。

こういう数字です。
F1.4、F4、F8、F16などレンズなどはこういう数字が書いていていますが、デジタルだと、液晶に表示されたりしますね。

そして、マニュアルレンズなどを持っているとわかりやすいのですが、この数字を動かすと、中のレンズの羽が大きくなったり、小さくなったりします。

F値(絞り値)を小さくしたり大きくしたりすると、どのように写真が変化が起きるかというと、F値が小さいほど、背景がボケた写真にF値が大きいと背景はボケがなくなり、全体的にシャープな写真になります。

しかし、大きすぎても小さすぎても良くないので注意が必要になりますよ。

F値は背景をぼかすのに設定して使われることがありますが、実際には写真の表現の仕方によって、使い分けられるものということも頭に入れておきましょう。

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シャッタースピード

シャッタースピードは、カメラに光を取り込む時間を調整する役割です。

速くシャッターをきれば、動いている被写体を止めた写真が撮れます。

逆にシャッタースピードを遅くすれば、被写体に動きをつけることができます。

そして、F値とシャッタースピードの関係は特に重要ですよ。

F値を設定することで写真の表現を変化させることができますが、絞りを変えるだけでイメージした写真ができるとは限りません。

それは、シャッタースピードが関係してくるからです。

F値が小さいとシャッタースピードが速く、逆にF値が大きいとシャッタースピードが遅くなります。

ここを知っておかないと、光の量が適切でない(適正露出)ではなくなり、イメージ通りの写真が撮れなくなりましので、シャッタースピードのことも考慮しましょう。

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ISO感度

ISO感度の数値が高いほど、写真を明るく撮影することができます。

※デジタル一眼レフの場合、ISO感度の最大数値が高いものほど高感度であるといわれています

同じ光の量を取り込んだ場合も、ISO感度の数位が高ければ光への感度も高くなり、写真がより明るくなります。

ISO感度のメリットは、光の少ない場面でも写真を明るく写すことができることです。

夜や室内などの暗い場面で、F値やシャッタースピードの設定だけでは、十分な光が足りなない場合に効果を発揮します。

ただ、ISO感度の上げすぎに注意は注意して下さい。
あまり、上げすぎるとかえって画質が粗くなって写真が綺麗に撮れないからです。

簡単に説明しましたが、【後編】は撮影モードについて説明しますね。

まとめ(前編)

カメラの露出は、F値とシャッタースピードで写真の表現が決まる。

F値とシャッタースピードでも十分な光の量を得られない時はISO感度を上げると良い。
※ただし、上げすぎには注意!

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