【カメラを購入前に】「フルサイズ?」「APS-C?」って何だろう?

写す・学ぶ

「一眼レフやミラーレスカメラを購入しよう」と思った時、カタログによく出て来る「フルサイズ」「APS-C」という言葉を目にしませんか?

初心者はの場合は、そうなっても、一眼レフやミラーレスのの言葉に惑わされるのに
さらによくわからない言葉ですよね。

カメラ選びの時に画素数は気にしても、この「フルサイズ」「APS-C」は結構重視していないことがあります。

今回の記事では、「フルサイズ」「APS-C」という言葉に着目し、カメラ購入の参考にしていただければ幸いです。

「フルサイズ」「APS-C」は、購入前に理解しよう

カメラに詳しい人が性能にこだわるひとつとして、この「フルサイズ」「APS-C」で一番悩むのではないでしょうか。

また、カメラを初めて経験が浅い人などは、「フルサイズとAPS-Cってよく目にするけれどけど、何が違うのかよくわからない」といって、何となく画素数が高いカメラを選んでいませんか?

では、この「フルサイズ」と「APS-C」っ何なのかということから話します。

「フルサイズ」と「APS-C」っ何なのか?

簡単に言えば、カメラ機能のひとつで「イメージセンサー」のサイズのことです。

イメージセンサーは、カメラ機能で一番大切な部分でこれがないとカメラではなくなりまます。

さて、このイメージセンサーというのはどんな働きをしているかというと、レンズを通して入ってきた光を電気信号に変える機能になり、これが、液晶モニターに写して見えるのです。

そして、本題の「フルサイズ」と「APS-C」ですが、これはこのイメージセンサーの大きさ(サイズ)を表します。

フルサイズが最もサイズが大きく、銀塩フィルムのネガサイズ(35mm)の大きさです。
APS-Cはフルサイズと比べると半分以下のサイズになります。

もちろん、サイズによって主に画質・焦点距離・ボケの量の違いがでます。

では、次にこの3点での「フルサイズ」と「APS-C」の比較です。

①画質は大きいサイズの方が写りがいい

フルサイズは上記に記した通り、最もサイズが大きく、APS-Cは半分以下なので、フルサイズの方が、画質が結果的にいいということになります。

②焦点距離の差

APS-Cは、フルサイズよりセンサーが小さいため、フルサイズで写る部分はがさらにトリミングしたような形になります。

つまり、写真は望遠レンズで撮ったような写真になります。

焦点距離は、フルサイズのAPS-Cは1.5倍ぐらいの焦点距離となります。

どういうことかと言うと、通常200㎜のレンズを使用していると、APS-Cでは300㎜のレンズを使用していることになります。

焦点距離の差が変わると、撮る被写体も変わってきますね。

遠くの被写体を撮影する場合などは、フルサイズよりAPS-Cが有利に働きやすく、風景などの広角の写真を撮りたい場合はフルサイズが向いています。

③ボケの量の違い

フルサイズとAPS-Cのイメージセンサーの差はこのボケの量の差にもでます。

それは、背景のボケの差は、被写体に近づくほど大きくなります。

上記で述べたようにAPS-Cの場合は、焦点距離が1.5倍になってしまうので被写体を同じ大きさに撮ろうとすると、その分被写体から離れなくてはなりません。

つまり、フルサイズの方が被写体に近い分、綺麗に背景のボケた写真を撮ることができるといことになります。

ここまでまとめるとこうなります。   

フルサイズ・・・①イメージセンサーサイズが大きい
        ②焦点距離は、従来通りの基準
        ③ボケの量 従来通りの基準

ABC-C ・・・・・①イメージセンサーはフルサイズより半分以下で小さい
        ②焦点距離は、フルサイズより1.5倍
        (遠くの被写体を撮影する場合は有利だが、広角の被写体は不利)
        ③ボケの量 フルサイズよりボケの量が小さい

というようになります。

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フルサイズならいい写真が撮れるの?

では、フルサイズの方がいい写真が撮れるはずなのでフルサイズをカメラを購入するといいのかというと、そうでもありません。
上記で、イメージセンサーが大きいと画質がいいと述べましたが、実際には見た目ではわかりにくいかもしません。

これを大きく引伸ばして、パネルなどにして家に飾りたいという人なら、まだ話がわかりますが、多くの人はそこまでしないと思います。

それに、最近のカメラは性能がよく、画質=いい写真ではありません。

構図や腕、知識、その時の撮影状態など様々の環境で写真の質が変わります。

フルサイズ、APS-Cのいいところを利用して写真を撮ることが、満足ゆく写真が撮れる可能性が高いのではないかと私は思います。

購入する前に考えることは?

カメラ購入する前に最初に考えるのは、フルサイズにするか、APS-Cにするかではなく、「何を撮りたくて購入するのか」を考えましょう。

そうすると、必然的にフルサイズ、APS-Cにするか決められますよ。

※APS-C機を買う場合は、購入するレンズに気を付けること

APS-Cのレンズはフルサイズでは使えませんので、もしフルサイズを前提に考えていいるのなら控えるほうがいいかも知れませんね。

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まとめ

「フルサイズ」「APS-C」のそれぞれの特長があるので、ただ画素数がいいだけでは決めないように。

まず最初に考えることは、「自分が何を撮りたいか」を検討して、それに合ったカメラを購入しましょう。

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